健康管理

秋!換毛期

こんにちは、獣医師の望月です。
肌寒くなってきましたね~。

ここ数日、診察時に
「毛がものすごく抜けるんです~」
と言われることが増えてきました。

下毛がモコモコ飛び出ている日本犬を見ると、秋が来たな~と実感します(笑)
そして診察台でブラッシングをしてみると、白い綿毛が出るわ出るわ。
毛が舞って顔にくっつくのを感じながら診察しています。(笑)

毛は、毛が生える成長期⇒成長が止まる退行期⇒脱毛が起こる休止期の毛周期を繰りかえして、生えたり抜けたりしています。
これは、どんな犬も、人間も同じです。
犬のなかでも、春と秋に毛がたくさん抜け替わる「換毛期」があるのは、温帯以北が原産の犬に限られ、日本犬はその代表です。
換毛期は、春や秋の日照時間と気温が引き金となり、毛周期が休止期から成長期へと急に切り替わるので、古い毛が新しい毛に押されて大量に抜けていくイベントなんですね。


そんな換毛期ですが・・・

とにかくブラッシング!
の一言に尽きます。

皆さん苦労なさっていると思いますが・・・、道具を選ぶと少し楽になりますよ。

目の細かい部分と荒い部分がある“コーム”で全身をとかし、
毛が厚いところだけに“スリッカー”を使います。
コームは、毛の流れに沿って寝かして使うと良いですね。

毛が密集していて、うまく抜けないときは、ポイントで目の細かい“ノミ取りぐし”を使うと良く抜けます。(抜けすぎ注意!)

皮膚を傷つけないように優しく使ってあげてください。

なかには、抜け毛のかたまりを放っておくことで、蒸れて皮膚炎になってしまう事もあるので、
不要な毛は日々除いてあげてくださいね!

それでは、素敵な連休をお過ごし下さい♪

獣医師 望月 里美
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マダニ生態編

こんにちわ。
いよいよ、七月、夏ですね!
夏休みもありますし、ワンちゃんたちといっしょのお出かけを考えてる飼主様も、多いんじゃないでしょうか?

ここで気をつけなければならないのは、マダニの存在です。
マダニは8本足からなる節足動物で、昆虫よりもクモに近い生き物です。
栄養源が、動物の血液であるため、成長、産卵のために吸血を行います。
そのため、草むらからワンちゃんたちの血液を狙ってる可能性があります。

そして、種類、環境により様々で一年中活動しますが、特に活発なのは夏!
そう、この時期なのです。

マダニに咬まれる(蚊と違い咬んで吸血します)と、ワンちゃんが重い感染症(バベシア症など)にかかる可能性があるだけではなく、人間にも重篤な感染症(重症熱性血小板減少症候群など)を媒介する可能性があるため注意が必要です。

お出かけ前の予防を、忘れないようにしましょう!

鎌田 健太郎

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狂犬病予防接種のはなし

狂犬病とは、どんな病気かをご存知ですか?
日本は狂犬病清浄国となって久しいのであまり身近ではありませんが、
ほぼ全ての哺乳類が感染し、人も動物も発症すると ほぼ100%亡くなってしまう病気で、
世界中にまん延している、大変恐ろしい病気です。

感染している動物に咬まれると、
唾液に混じってウイルスが体内に侵入します。
そして無症状の時期を経て、いったん発症すると、
人の場合、けいれんやマヒ、高熱などの後に、呼吸障害などで亡くなります。
(人の場合に限っては、咬まれてから速やかに 『暴露後ワクチン接種』 をすることで、発症にいたらず死を免れることができます。 ただし、発症してしまうと治療法はありません。)

わんちゃんの場合、狂犬病に感染すると、もともとの性格とは無関係に、
極度に興奮し攻撃的になって他の人や動物を咬み、新たな感染源になってしまう『狂騒型』
あるいは、下半身から上半身にマヒが広がっていく『麻痺型』
のどちらかの症状を示した後に、死亡してしまいます。

(獣医師は、獣医学の授業で発症した動物の姿を学びますが、
私は学生当時、自分の飼い犬が狂犬病にかかってしまう悪夢を見て、
号泣しながら眼を覚ましたのを覚えています・・・。)

そんな恐ろしい病気『狂犬病』ですが、
ビックリするほど世界中で発生しています。

冒頭にのせた世界地図が、狂犬病の地図です。

ピンク色と赤色の国が、「狂犬病が発生している地域」
青色の国が、「狂犬病が発生していない地域」
です。
いかがですか???
狂犬病清浄国って、本当に少ないんです。

日本が狂犬病清浄国でいられるのは、
島国という地理的条件に加え、水際でのたゆまぬ防御、そしてワクチン接種の賜物です。

しかし・・・
実は近年、日本のわんちゃんたちの狂犬病ワクチン接種率が低下しています。

それはつまり、日本を取り囲むたくさんの国から狂犬病を持つ動物が1頭でも入ってきてしまったら、
日本中に、瞬く間に広まってしまうということなのです。

こういった現状を受け、

飼い犬の登録をされていない犬や、
狂犬病の予防接種を受けていない犬、
鑑札や注射済票を装着していない犬は、捕獲や抑留の対象となること、

飼い犬を登録していない所有者や、
飼い犬に予防接種を受けさせていない所有者、
飼い犬に鑑札や注射済票を装着していない所有者は、20万円以下の罰金の対象となることが、

『狂犬病予防法』に定められています。


お隣の島国 台湾は、ずっと狂犬病清浄国でしたが、今年、感染動物が確認され
『狂犬病発生地域』となりました。

日本も他人事ではありません。いつ発生してもおかしくないのです。

皆様、自分達そして動物達を守るためにも、
年1回の狂犬病ワクチン接種を  よろしくお願い致します。



望月 里美
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入梅

こんにちは。
昨日、関東甲信に入梅のニュースがありましたね。
今年もジメジメした季節がやってきました。
この時期は膿皮症や外耳炎などが多くなる、皮膚や耳の調子が悪くなりやすい時期です。
時々耳を外から見てみたり、体を触ってあげたりして、確認してあげて下さい。
ちなみに、当院のゆきちゃんは毎日お耳のチェックをしています。
今日のお耳もキレイです(興奮してて、やや赤いですが。。)

ゆき(写真)&海老原崇
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シャンプー中!

こんにちは!
皆さんお元気ですか?最近夏らしい気候になってきましたね。
暑くなってくると皮膚病になるワンちゃんが多くなってきます。

皮膚が痒くなる原因はいくつかあります。
1:皮膚にもともと住んでいるばい菌や真菌が増えて痒い
2:アレルギーが原因で痒い
3:ホルモンの病気で皮膚病になりやすく痒い
4:その他 

特に1の場合は、夏の暑さや蒸れによって痒みが増すことが多く、これからの季節脇の下や内股が赤くなり、痒くなる子がよく見られます。
そんな時の治療は内服薬、消毒薬、シャンプーを程度や体質により選びます。
特にシャンプーは好き嫌いあると思いますが、まず最初は個々に合ったやり方でやってあげると良いと思います。
シャンプーの仕方で質問などございましたら、いつでもスタッフまでお尋ねください。

写真は、当院でシャンプー中のゆきちゃんです。ゆきちゃんは普段わりとテンション高めなのですが、シャンプー中はものすごくおりこうです。むしろテンション低めになります・・・。

渡邉めぐみ
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