こんばんは。
最近、話題になっているマダニからのSFTSのニュースをご存知の方も多いと思います。
SFTS(重症熱性血小板減少症)はワンちゃんネコちゃん更には飼い主様の命をも脅かす疾患です。
夏はマダニの活動が活発になる時期であり、現在アニホスでもより一層の対策と予防、啓発に取り組んでいます。
SFTS感染症とは・・・
●主にフタトゲチマダニが媒介するウイルス感染症
●人獣共通感染症であり、人間の死亡率は10-15%
●潜伏期間は6-14日間
●発症動物の主な症状には元気食欲低下、発熱、血液検査異常(白血球減少、血小板減少、肝酵素上昇、CK上昇、炎症マーカー上昇など)
感染が確認された場合、隔離病棟での入院下での治療を実施致します。
また、接触のある飼い主様は2週間程度毎日体温測定の実施を推奨致します。
発症すると大きな被害が予想されます。重要なのは感染予防です。
ご不明点があれば、ぜひアニホスでお気軽にご相談ください!
最後に、ワンちゃんネコちゃんの体にマダニの付着を見つけた場合はご自身で除去せず来院してください。
ワンちゃんネコちゃんと飼い主様が楽しい夏を過ごせますように・・・!!
獣医師 和田