オランウータンはヒトに比べ多様なDNAをもち、そのDNAが1,500万年にもわたり比較的安定性を維持していることが、スマトラ島5頭、ボルネオ島6 頭のオランウータンを対象にゲノム配列を解読した研究グループにより報告され、英科学誌「Nature(ネイチャー)」オンライン版に1月27日掲載され た。[2011年1月26日/HealthDayNews]
オランウータンは、スマトラ島およびボルネオ島の熱帯雨林に生息し ているが絶滅の危機にある動物。ヒトとチンパンジーのゲノムは99%一致することだが、オランウータンのゲノムは97%であると判明。オランウータンは人 に近い動物とおもっていたが逆で遠く、進化が遅いらしい。と言うことは環境の変化には対応しにくいことになり、広範囲の森林破壊に対応できず、ますます絶 滅に近づく可能性がある。木から下りないオラウータンの種の保存問題はまだまだ研究が必要なことでしょう。