肝細胞癌(犬)

数ヵ月前に手術を実施しました肝細胞癌のわんちゃんのCT-3D画像です。

1枚目の画像の緑色の部分が全て癌です。
上腹部を占拠するように肝細胞癌が存在します。
これだけ大きくてもわんちゃんの肝細胞癌は他に転移がなく外科切除でしっかり取り切れれば完治も見込めます。
2枚目の画像は癌の中を走る血管を描出したものです。
肝臓腫瘍を切除する場合、予めCT画像を撮影してこの血管走行を頭の中に入れながら手術をします。
肝臓の中を走る大きな血管から出血をさせてしまうと命取りになりかねません。
安全性を担保しつつ確実に癌を取り除くためにアニホスでは、予めCT検査を実施した上で手術プランを複数の獣医師でディスカッションしております。

このわんちゃんも無事に腫瘍を取り切り、とても元気になりました。
現在は再発がないか定期チェックをさせていただいてます。

獣医師 高木勝久
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SHARP 猫専用トイレ

こんにちは。

今日はSHARPさんが出している

猫用システムトイレ型「ペットケアモニター」についてお話させていただきます。

 

私が飼っている猫、みたらしもこのシステムトイレを使っています。

トイレに入った際に計測されたデータはクラウド上で解析され、携帯にデータが送られてきます。

どのようなデータが送られてくるのかを写真で紹介したいと思います。

1枚目:1週間ごとのデータのもの

2枚目:1ヶ月ごとのデータのもの

 

下記の写真のような画面が確認できます。

みたらしは尿量と体重のデータをグラフで表示していますが

尿回数やトイレ滞在時間などの表示もできます。

排尿だけではなく、排泄した際もお知らせがくるようになっています。

 

みたらしは腎臓の機能が通常より少し低下しています。

まだ初期症状ですがこれから尿量や体重のチェックなどが大切になってきますので

このシステムトイレを使用して尿量・体重のチェックをしています。

 

ペットケアモニターを使用してみて

仕事上家にいる時間が少ない分、排尿しているか不安になります。

ですが、システムトイレを使用して排尿・排泄した通知がきますので少し安心感があります。

これからもシステムトイレでみたらしの健康チェックをしていきたいと思います。

 

動物看護師 三上

 

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防災を学ぼう〜小さな命を守るには〜「災害で消えた小さな命展」開催中!

Pet Clinicアニホスでは、9月1日の防災の日に合わせて9月中を『防災について改めて考えよう月間』とし、9月2日より様々な展示を開始いたしました!

 

防災に関するQ&Aや、防災グッズ掲示や動画放映を1階〜2階の待合室で行なっています。

また、9月15日までは昨今話題となっている「災害で消えた小さな命展」を4階で展示しております!

 

ここで簡単に「災害で消えた小さな命展」の紹介いたします。(参考:http://chiisanainochi.com/pub025/syushi.html

 

「災害で消えた小さな命展」では、震災などの災害で亡くなった子が飼い主様からの手紙とともに展示されております。

代表者のうさ様は二つの目的をもって展示会を開催しているとおっしゃっております。
一つは、申し込まれた被災者の方に絵をプレゼントすることで、亡くなった動物の心と、残された人間の心をつなぎたいという目的、
もう一つは『動物も人間と同じ命、大切な家族だ』ということを伝えたいという目的があるそうです。

災害被害者の飼い主様の中には、自分だけが助かってしまったと責めている方が、たくさんいらっしゃいます。
大好きな飼い主さんが、自分がいなくなってしまったことで苦しんでいたら、亡くなった動物たちはとても心配になっていることと思います。
また、被災地で亡くなった動物たちの中には、彼らがもしも人間だったら、確実に助かっていた命もたくさんありました。
申し込みをして下さった方たちからの「動物も大切な家族なんだということを、多くの人に伝えてほしい」「亡くなった動物たちの命や私たちの悲しみが、これから先繰り返されないでほしい。」という思いを託され、展示会の開催を決意されたそうです。

 

たくさんの絵や被災者の方からの手紙が展示されておりますが、何度見ても心にグッとくる作品ばかりです。

中には閲覧中に耐えられず、泣かれる方もおります。


とても素敵な展示会です。ご来院の際にはぜひ足を運んでください!

 

受付 山村

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