みなさんこんにちは!
最近は、暖かくなり桜も綺麗に
咲いていて気持ちのいい天気ですね!
突然ですが、膝蓋骨外方脱臼をご存知ですか?
膝蓋骨というお皿の骨が外側に外れてしまう整形疾患のことです。
中型犬や大型犬にみられる病気であり、お皿が外れていることや、それによる痛みによって歩き方がおかしくなったりします。
なんと膝蓋骨外方脱臼は場合によっては、大腿骨という大きな骨が曲がってしまうことがあります!
お皿が外れている影響で、他の骨の形も変わるなんてびっくりですね!!
右上の写真は、そのレントゲン写真となります。
左右の足でお皿が外れていることがわかりますね。
このような場合は、手術でお皿の位置を治す手術だけでなく、大腿骨の形を元に戻す手術(大腿骨の強制骨切り)も同時に行います。
アニホスではCT検査によって、大腿骨の強制骨切りの時に、より正確に骨の形の評価を行なっています。
左下と右下の写真がCT検査により撮影した大腿骨の骨となります。
CT検査ってすごいですね!!
撮影した骨を3Dに構築することができ、骨がどのような形をしているのかよくわかりますね!!
このような検査を用いて手術へ向けての計画を立てて行きます!!
一番下の左と右の写真が手術後のレントゲン写真となります。
お皿が元の位置に戻り、大腿骨の形を強制したのがわかりますね!!
また、アニホスでは、手術後のさらなる歩行の機能回復を促すために、リハビリも行っています。獣医師と看護師でチームとなって、リハビリの内容を考えています。手術後に、リハビリを検討する場合もあるため、その子その子にあった手術後のプランを一緒に検討していきましょう!!!
獣医師 矢澤