JASMINEどうぶつ循環器病センターの心エコーセミナーに参加して

先日、横浜にあるJASMINEどうぶつ循環器病センターのセミナーに参加してきました。

このセンターは心臓病、腎臓病、呼吸器病に苦しむワンちゃん、ネコちゃんの診療を中心に行っている病院です。これまでの心臓病の治療は飲み薬によって、症状の緩和が中心でしたが、このセンターのように、専門施設では心臓病の外科手術を行うことが可能となっています。

今回のセミナーのテーマは心臓の超音波検査でした。近年、ワンちゃんにも心臓病が増加しており、10歳以上のワンちゃんの30%以上が心臓病を持っていると言われています。心臓病では、最終的に心不全と呼ばれる状態に陥ります。

心不全の予後を決める要因は様々です。主なものには、交感神経系が緊張しすぎること、二つめは心臓が大きくなってしまうこと(これを心拡大と呼びます)、そして最後に不整脈(脈の乱れ)があります。これら三つを検査して治療することで、心不全になっても長生きできるようになってきています。

アニホスでも、心臓の検査として、心臓の超音波検査、レントゲン検査、心電図検査を実施することができます。

最近、寒暖の差が大きい日が続いて、咳をするワンちゃんが増えてきました。咳が続くワンちゃんは、心臓病の可能性もありますので、検査をお勧めいたします。検査はお預かりして行いますので、事前にご予約下さい。

獣医師 岡田みどり
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若い子も健康診断!

みなさんこんにちは!
メディカルトリマーの上田です。

みなさん健康診断はお済ですか?
人はもちろん、ワンちゃんネコちゃんも
1年に1度は健康診断をおすすめしています。

先日、我が家の愛犬シーズーのかりんも健康診断をしてもらいました!
まだ3歳ですが年齢を問わず突然病気を発症する場合もあります。
「うちの子まだ若いから大丈夫!」と思う方もたくさんいらっしゃると思いますが、
ちょうど一気に寒くなってきたこの時期に是非健康診断おこなってみてください☆
何かわからないことなどあればお気軽にスタッフにお問い合わせください。

ちなみにかりんは中性脂肪が高かったので
家族で「ダイエット頑張ろうね」と話し合ういい機会にもなりました。(笑)


上田
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霜月となりました。

こんにちは。中秋の名月も過ぎ、霜の降る月(霜月)という11月に入りました。
関節炎は前回のブログで記載している通り、関節の軟骨が摩耗して炎症が生じ、痛みや不快感をだす病気です。一度関節炎が起こると徐々に進行していき、薬などを用いても進行を緩やかにするのみで、止めることはできません。ただ、止めることができないからといって放置するとどんどん進行し、関節の痛みから跛行が持続し、筋力も落ちて歩行が難しくなることもあります。
関節炎の原因として靱帯損傷や膝蓋骨脱臼(膝のお皿が外れること)などからくる二次的なもの、免疫介在性(人でいうリウマチ等)がわんちゃんでは多い状況です。関節炎が実は全身性の病気からくるものであった!ということもありますので、快適な生活の質を得るためにも、疑わしい症状がでたらご相談に来院していただけたらと思います。
獣医師 室井
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関節炎について

秋があっという間に過ぎ、朝晩とても寒くなりましたね。

今日はわんちゃんの関節についてお話したいと思います。
関節炎とは骨同士の接合面を保護して動きを滑らかにしている軟骨に支障が出て、
関節の炎症を引き起こし徐々に悪化していく病気です。
関節炎は 肥満 ・運動不足 ・加齢(高齢期) などがあります。

こんな症状が出たら要注意!
・起き上がるときつらそうにみえる
・散歩のとき前より遅れてついてくることが多い
・歩きたがらなくなった
・遊びたがらなくなった など
1つでも当てはまっていたら早めにご相談ください。

アニホスには関節炎用のサプリメントもございますので
診察のときに獣医師へご相談ください。

動物看護師 三上
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木枯らし一号

先日、木枯らし一号が吹き、そろそろ冬本番という感じがしますね。

寒くなってくると、ワンちゃんやネコちゃんの防寒対策をされる飼い主様もいらっしゃるのではないでしょうか。
洋服を着せたり、モコモコのタオルやマットをお部屋に入れたり、ヒートマットや湯たんぽを使用したりなどが定番ですね。
ただし、若齢の子に使用することには問題ありませんが、老齢の子に使用する際には注意が必要です。

老齢の子は体温調節がうまくできない子が多く、温めすぎてしまうと体温が高くなりすぎてしまうこともあります。
特に寝たきりの子の場合、暑くなって自分から移動することができないので、しっかりと様子を見てあげることが大切です。
ハァハァしていたり、身体を触った温度が熱く感じたら温めすぎの可能性があります!
なにか不明な点や、心配な事があればお気軽に病院にご連絡ください。

適切な防寒対策をして、寒い冬を乗り切りましょう!

動物看護師 増山
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