犬と猫の花粉症

こんにちは、獣医師の望月です。
つら~い花粉症の時期がやってきましたね。
私も20年ほど(!)患っているスギ花粉症と
戦っています。
(体がスギ花粉と戦ってくれた結果の症状と、
さらに戦うという表現は不思議ですね。笑 )

さて、犬や猫は花粉症ってあるのでしょうか?
と聞かれることがありますが、
答えは、「ある!」です。
人間とは少し症状が違いますが、花粉へのアレルギー疾患は犬猫ともにあります。
もちろん、スギに限らずヒノキ・ブタクサ・その他いろいろあり得ます。

ワンちゃんだと、皮膚や耳が赤くかゆくなることが圧倒的に多く、
猫ちゃんだと皮膚が赤くなったりクシャミや鼻水がでたりします。
ハウスダストなどのアレルギーと症状が同じですが、
『決まった季節』にこういった症状が出ているのでしたら
ひょっとしたら花粉症かもしれませんね。

ワンちゃんネコちゃんにこういった困った症状が出て辛そうなときは、
抗アレルギー薬が頼りになります。
うらやましいことに、彼らはあんまり眠くならないようです・・・

アニホスでは、アレルギー症状の程度によって、抗アレルギー薬や低用量ステロイド投与、
減感作療法、散布薬・塗り薬との組み合わせの処方をしています。
また、ワンちゃんネコちゃんにも、血液でわかるアレルギー検査があるので、
食べ物のアレルギーを含め、原因が分かりづらいときの参考に実施しています。

かゆくてかわいそうなのだけれど、
内服できないですとか、塗り薬はぬれないですとか、悩みはそれぞれ。
困った時はどうぞご相談くださいね。

望月 里美

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