こんにちは
最近は気温が高くむしむしした気候ですが、ご自宅のわんちゃん、ねこちゃんは元気にすごせていますか?
私は病院でよく健康診断をしましょう!とお話します。なぜこんなお話をするかというと、、
今は元気だから大丈夫かな?と思われるかもしれませんが、実は見た目にみえない怖い病気が健康診断で見つかる子も多いんです。
最近は10歳を超えても元気で長生きな子が増えてきています。長生きになってきたワンちゃん、ネコちゃんの最近の死因の第1位は腫瘍性疾患と言われており、健康診断でみつかる腫瘍も多いです。
例えば、症状のない肺腫瘍はよくあります。健康診断でレントゲンを撮ったときに偶発的に発見されることも多く、咳のような症状がでたときにはかなり大きい腫瘍としてみつかることがあります。
また、脾臓という血液を貯めている臓器がお腹の中にありますが、脾臓の形が変わってきても症状はなにもないことが多いです。脾臓は血液がたくさんたまっているので、脾臓にできたしこりが大きくなって破裂してしまうと大出血をおこしてしまいます。
腹部超音波検査でたまたまみつかり破裂する前に摘出できた子も沢山います!
1年に1回の健康診断で早期に病気をみつけて、怖い病気を予防しましょう。
写真は18歳でも元気な猫のらくちゃんでした。
獣医師 三澤