こんにちは!まだ5月だというのに夏日が続いてますね。熱中症で搬送された人数はここ一週間で200人弱ほどにもなるとか。これじゃあ7,8月はどうなってしまうのか…やれやれ。
さて、人間ではおなじみの熱中症ですが、もちろんわんちゃんねこちゃんにも起こります。短頭種や肥満の子、気管虚脱などの呼吸器疾患を持つ子では特に体温が上がりやすく、熱中症のリスクも高まります。人間と違い毛皮をまとっているわけですから、私たちが平気でも気づかないうちに…なんてことも起こり得るかもしれませんね。
パンティングが増えたり、元気がなさそうにしていたら、悪化する前に早めに受診することをお勧めします。応急処置をする場合は、まずは体を冷やしましょう。保冷剤を濡れタオルに包んで巻いてあげたり、扇風機をかけるのも良いですね。冷やす場所は人間と同じで、太い血管が通っているところ(首、脇、内股)を重点的に冷やすと効果的です。
これから先、湿度も増してさらに熱中症になりやすい時期になってきます。お散歩は無理せず適度に!人間もわんちゃんねこちゃんも、体調に気をつけて夏本番を迎えましょう!
獣医師 鈴木芙迪美