今年の冬は本当に寒い!毎朝、ふとんから出るのがつらいのは人ばかりではなく、犬も同様。朝の散歩に連れ出すのに四苦八苦の今日この頃です。みなさんの愛犬はいかがですか?寒いと暖かい飲み物が欲しくなるように、愛犬の身体も温かい(人肌程度)スープで温めてあげるなどして、体調を崩すことなく冬を乗り切りましょう。
ところで、最近改めて驚かされることがあります。それは、ペットの食事の多様化です。新しいカタログやパンフレットには次から次と新しい商品が紹介され、見るのさえ多くの時間を要します。それらはすべてペットの健康を謳い、商品のメリットを前面に打ち出しています。また栄養情報が簡単に入手できるようになったため、以前は落とし穴だった表示部分をうまくカバーする商品などもあり、飼い主様にとってはどれも愛犬に良い食事に見えて、以前にもまして選択にこまる状況が生じているのではないでしょうか?
そんな折、ある多頭飼育を管理しているある学生からこんな質問を受けました。「良いフードを食べさせているのに、皮膚病や体調不良が多いのですがなぜでしょうか?」と。栄養学を勉強している彼女たちでさえ、この「良いもの神話」に左右されているのです!私たちは一般に世間で「良いもの」と評判があるものを信じる傾向がります。評判は一つの選択基準なので、それは間違いではありません。しかし、考えなければならないのは、「良いものでトラブルが生じているのに、まだそれを良いものだと信じている」点です。確かにそれは、「良いもの」なんのかもしれませんが、少なくともトラブルを生じたその犬にとっては「良いもの」ではないのです。人々がこの「良いもの神話」に左右される限り、そこを狙った商品が後を絶たないのも否めないでしょう。
また、それがただの「もの」ならばともかく、食事は単なる「もの」ではなく、体内に入り、生命を左右するための「命の元」なのです。世間の評判ではなく、今目前で起きている愛犬の健康状態を信じてください。そして、食事を変える場合は、また次の「良いもの」へ移行するのではなく、今まで食べてきた食事の原材料や、なぜその問題が生じたのかを把握した上で、「命の元」を探してください。
そのときに考えて欲しいのが愛犬の消化特徴です。たとえば、「どんな食べ物や食事で便が柔らかくなったか?どんな種類のタンパク質で皮膚の状態が悪化したのか?」などです。
つまり、食事は愛犬の体質から選択すべきであり、商品が良いといわれているから選ぶわけではないのです。そのためには、過去の経験が多くの情報を提供してくれます。フードやおやつの袋のラベルなどは捨てないで取っておく。できればそのフードを食べていたときの健康状態、便の量や臭い、形状などを一緒にファイリングしておくとよいですね。そのような情報は、栄養カウンセリングをする上でも大変助かり、より個体に適したアドバイスが可能になります。
また、自らの知識も広がり、「よいもの神話」に惑わされない食事選びができるようになると思います。
ところで、最近改めて驚かされることがあります。それは、ペットの食事の多様化です。新しいカタログやパンフレットには次から次と新しい商品が紹介され、見るのさえ多くの時間を要します。それらはすべてペットの健康を謳い、商品のメリットを前面に打ち出しています。また栄養情報が簡単に入手できるようになったため、以前は落とし穴だった表示部分をうまくカバーする商品などもあり、飼い主様にとってはどれも愛犬に良い食事に見えて、以前にもまして選択にこまる状況が生じているのではないでしょうか?
そんな折、ある多頭飼育を管理しているある学生からこんな質問を受けました。「良いフードを食べさせているのに、皮膚病や体調不良が多いのですがなぜでしょうか?」と。栄養学を勉強している彼女たちでさえ、この「良いもの神話」に左右されているのです!私たちは一般に世間で「良いもの」と評判があるものを信じる傾向がります。評判は一つの選択基準なので、それは間違いではありません。しかし、考えなければならないのは、「良いものでトラブルが生じているのに、まだそれを良いものだと信じている」点です。確かにそれは、「良いもの」なんのかもしれませんが、少なくともトラブルを生じたその犬にとっては「良いもの」ではないのです。人々がこの「良いもの神話」に左右される限り、そこを狙った商品が後を絶たないのも否めないでしょう。
また、それがただの「もの」ならばともかく、食事は単なる「もの」ではなく、体内に入り、生命を左右するための「命の元」なのです。世間の評判ではなく、今目前で起きている愛犬の健康状態を信じてください。そして、食事を変える場合は、また次の「良いもの」へ移行するのではなく、今まで食べてきた食事の原材料や、なぜその問題が生じたのかを把握した上で、「命の元」を探してください。
そのときに考えて欲しいのが愛犬の消化特徴です。たとえば、「どんな食べ物や食事で便が柔らかくなったか?どんな種類のタンパク質で皮膚の状態が悪化したのか?」などです。
つまり、食事は愛犬の体質から選択すべきであり、商品が良いといわれているから選ぶわけではないのです。そのためには、過去の経験が多くの情報を提供してくれます。フードやおやつの袋のラベルなどは捨てないで取っておく。できればそのフードを食べていたときの健康状態、便の量や臭い、形状などを一緒にファイリングしておくとよいですね。そのような情報は、栄養カウンセリングをする上でも大変助かり、より個体に適したアドバイスが可能になります。
また、自らの知識も広がり、「よいもの神話」に惑わされない食事選びができるようになると思います。