ペットの体調をチェックするうえで「うんちが出た、出ない」も重要ですが、実はうんちはもっといろんなことを教えてくれます。
うんちでチェックすべきポイントは7つ。それは「回数」「量」「色」「形」「硬さ」「におい」「表面の状態」です。例えば、回数が多いのは、食べすぎによるものかもしれません。普段よりにおいがきついなら、消化不良などの可能性があります。いつもより色が黒いと、胃や十二指腸に異常があるかもしれないし、単に前日に食べた肉に血が混じっていただけかも知れません。
食物を口にすれば必ずうんちはでます。毎日観察できるので、普段と違ううんちをすれば、すぐに気づくことができます。それが食べ物によるのか、体の異常によるのかを判断するには、うんちだけではなく体調などを総合的に見なければなりませんが、それでも うんちが「気づき」のきっかけになることは確かです。うんちはペットの健康状態を雄弁に語る、いちばん身近で貴重な情報提供物ということができます。
便秘よりも下痢に注意?
犬の場合、うんちの出方が悪い状態は、便秘よりも下痢が多いです。便秘は運動不足、食物繊維を大量摂取した時などにも起こります。1回程度うんちが出ないのは心配いらないでしょう。下痢も1回程度なら、あまり心配はいりません。しかし、下痢を繰り返す、脱水症状を起こす、下痢と共に吐くなどの症状が見られるなら、食物アレルギー、食中毒、胃腸炎、寄生虫感染などの疑いがあります。下痢便の外見から、どの症状が当てはまるのか判断はできないので、動物病院で見てもらうようにしてください。
人間の場合だと、腸内の働きを活性化させるので食物繊維の摂取は有効ですが、本来肉食に近い雑食である犬の腸は、体長の約5倍(人間は約6倍)と短めになっており、それほど食物繊維を必要としていません。あげすぎは便秘や下痢を引き起こす可能性もあります。良質なドッグフードなら必要な食物繊維は含まれています。手作りの食事なら、食物繊維ばかりにしないようにしましょう。
年齢別にうんちの違いはある?
犬を例にとっていうと、仔犬の頃は腸がまだ完成されていないので、うんちは柔らかめで、食べたらすぐ出るので回数も多いでしょう。成犬は、かりんとう状のうんちが1日に1〜2回が理想です。老犬の場合は、うんちそのものより、うんちが変化した時に注意を払ってください。癌や内臓疾患などの生活習慣病が表れてくる年齢でもあるので、うんちがシグナルになる場合があるのです。例えば、毎日元気でも、粘液や血液が混ざっているうんちを度々するようなら、腫瘍や大腸の下部に炎症を起こしているかもしれません。「うんちが普段と違う」というのが、疾病を初期に発見する手がかりになるというわけです。
また、年齢にかかわらず、ストレスが原因で下痢や便秘をする場合があります。例えば、ペットホテルに何泊がしたあとに下痢をする場合です。でもそれは、一時的なストレスや環境の変化によるもので、普段の生活で、下痢や便秘を繰り返すというのは、ストレスではなく、他に原因があると考えられます。そういう状態が続くなら、動物病院に診断してもらったほうがいいでしょう。
うんちの7つのチェックポイント
回数:1日に1〜2回
量:2〜3本
色:ドッグフードよりもやや濃いめ。手作り食は焦げ茶色。どす黒いと血が混じっていることが考えられ、胃や十二指腸などの出血、寄生虫などの可能性もあります。赤いスジが入っている場合は、大腸ガンの可能性あります。
形:かりんとう状のコロッとした感じ
硬さ:ティッシュでつかんでもくずれない
におい:あまりにおいは強くない。異臭がある場合は、消化不良や吸収不良などの可能性
表面の状態:やや艶がある。粘った状態は大腸下部に炎症の可能性。粘った状態で血がついている場合は、結腸に炎症や出血の可能性。表面に血がついている場合は、大腸の炎症や腫瘍の可能性
こんなウンチは悪い便
便の量がいつもより少ない、または多い
便の色がドス黒っぽい、赤っぽい、灰色っぽい
便の形が無い、水様状、下痢状、タール状
便に悪臭や強いにおいがある
粘液状のものが付いている
便に血が混じる
<うんちを食べるクセ>
うんちを食べてしまうのは、専門用語で「食糞」といいます。うんちを食べてしまう原因は、テリトリーを知らせないなどの野性的習性、フードの品質の向上によって残存物であるうんちでも食べ物として認識する、単にお腹がすいているなど諸説あって、はっきりした原因はわかっていません。ただ、健康なうんちだけ食べる、古いうんちは食べない、食べたことで病気になる可能性は非常に少ないということは、はっきりしています。そうであっても好ましい行動ではないので、うんちをしたらすぐ片付けて、食糞しない環境をつくりましょう。
うんちでチェックすべきポイントは7つ。それは「回数」「量」「色」「形」「硬さ」「におい」「表面の状態」です。例えば、回数が多いのは、食べすぎによるものかもしれません。普段よりにおいがきついなら、消化不良などの可能性があります。いつもより色が黒いと、胃や十二指腸に異常があるかもしれないし、単に前日に食べた肉に血が混じっていただけかも知れません。
食物を口にすれば必ずうんちはでます。毎日観察できるので、普段と違ううんちをすれば、すぐに気づくことができます。それが食べ物によるのか、体の異常によるのかを判断するには、うんちだけではなく体調などを総合的に見なければなりませんが、それでも うんちが「気づき」のきっかけになることは確かです。うんちはペットの健康状態を雄弁に語る、いちばん身近で貴重な情報提供物ということができます。
便秘よりも下痢に注意?
犬の場合、うんちの出方が悪い状態は、便秘よりも下痢が多いです。便秘は運動不足、食物繊維を大量摂取した時などにも起こります。1回程度うんちが出ないのは心配いらないでしょう。下痢も1回程度なら、あまり心配はいりません。しかし、下痢を繰り返す、脱水症状を起こす、下痢と共に吐くなどの症状が見られるなら、食物アレルギー、食中毒、胃腸炎、寄生虫感染などの疑いがあります。下痢便の外見から、どの症状が当てはまるのか判断はできないので、動物病院で見てもらうようにしてください。
人間の場合だと、腸内の働きを活性化させるので食物繊維の摂取は有効ですが、本来肉食に近い雑食である犬の腸は、体長の約5倍(人間は約6倍)と短めになっており、それほど食物繊維を必要としていません。あげすぎは便秘や下痢を引き起こす可能性もあります。良質なドッグフードなら必要な食物繊維は含まれています。手作りの食事なら、食物繊維ばかりにしないようにしましょう。
年齢別にうんちの違いはある?
犬を例にとっていうと、仔犬の頃は腸がまだ完成されていないので、うんちは柔らかめで、食べたらすぐ出るので回数も多いでしょう。成犬は、かりんとう状のうんちが1日に1〜2回が理想です。老犬の場合は、うんちそのものより、うんちが変化した時に注意を払ってください。癌や内臓疾患などの生活習慣病が表れてくる年齢でもあるので、うんちがシグナルになる場合があるのです。例えば、毎日元気でも、粘液や血液が混ざっているうんちを度々するようなら、腫瘍や大腸の下部に炎症を起こしているかもしれません。「うんちが普段と違う」というのが、疾病を初期に発見する手がかりになるというわけです。
また、年齢にかかわらず、ストレスが原因で下痢や便秘をする場合があります。例えば、ペットホテルに何泊がしたあとに下痢をする場合です。でもそれは、一時的なストレスや環境の変化によるもので、普段の生活で、下痢や便秘を繰り返すというのは、ストレスではなく、他に原因があると考えられます。そういう状態が続くなら、動物病院に診断してもらったほうがいいでしょう。
うんちの7つのチェックポイント
回数:1日に1〜2回
量:2〜3本
色:ドッグフードよりもやや濃いめ。手作り食は焦げ茶色。どす黒いと血が混じっていることが考えられ、胃や十二指腸などの出血、寄生虫などの可能性もあります。赤いスジが入っている場合は、大腸ガンの可能性あります。
形:かりんとう状のコロッとした感じ
硬さ:ティッシュでつかんでもくずれない
におい:あまりにおいは強くない。異臭がある場合は、消化不良や吸収不良などの可能性
表面の状態:やや艶がある。粘った状態は大腸下部に炎症の可能性。粘った状態で血がついている場合は、結腸に炎症や出血の可能性。表面に血がついている場合は、大腸の炎症や腫瘍の可能性
こんなウンチは悪い便
便の量がいつもより少ない、または多い
便の色がドス黒っぽい、赤っぽい、灰色っぽい
便の形が無い、水様状、下痢状、タール状
便に悪臭や強いにおいがある
粘液状のものが付いている
便に血が混じる
<うんちを食べるクセ>
うんちを食べてしまうのは、専門用語で「食糞」といいます。うんちを食べてしまう原因は、テリトリーを知らせないなどの野性的習性、フードの品質の向上によって残存物であるうんちでも食べ物として認識する、単にお腹がすいているなど諸説あって、はっきりした原因はわかっていません。ただ、健康なうんちだけ食べる、古いうんちは食べない、食べたことで病気になる可能性は非常に少ないということは、はっきりしています。そうであっても好ましい行動ではないので、うんちをしたらすぐ片付けて、食糞しない環境をつくりましょう。