本日来院されたわんちゃんの飼い主様に、「昨日、蚊を見かけた!!」と聞きました。
今年は気候がおかしく、11月に入っても暖かい日が続いています。
蚊といえば、フィラリアの感染が心配ですね・・・
毎年11月下旬から12月上旬までの投薬(予防)をお薦めしておりますが、今年のように気候がおかしいといつまで予防したら良いのかわからなくなっちゃいますね。
フィラリアの幼虫は蚊の体内でしばらく成長してから犬に感染する状態になります。蚊の体内でフィラリアの幼虫が成長するためにはある程度の気温が必要です。この性質を利用して、予防期間は何月何日から何月何日までかを推測する方法があります。平均気温のデータからフィラリアの感染期間を算出推定するというものでHDU(Heartworm Development heat Unit)と呼ばれています。日本糸状虫症研究会、犬フィラリア症予防普及会が紹介している方法です。1日の平均気温からHDUの値を算出して、これを毎日毎日積算していきます。HDUの総和が130に到達した日を感染開始日とします。
埼玉県のデータでは、過去5年間で最も遅い感染終了日が11月5日で、フィラリア症の予防期間はフィラリア感染開始の1ヶ月後から感染終了の1ヶ月後までとされていますから、予防の最終日は12月5日ということになります。
10年前の7年間(1992年~1998年)と近年の7年間(2002年~2008年)の全国の平均感染期間を比較したデーターがあり、それを見ていると日本のほとんどの地域で感染期間の延長が確認されています。東京では2.6日、横浜では1.1日、静岡では7.0日。那覇では42.4日もの延長が確認され、フィラリア予防期間は1年中となっているそうです。これは地球温暖化の
影響と思われ、今後は更なる延長が予想されます。
当院では今のところ上記の予防期間(5月~11月下旬ないし12月上旬)でよいと思いますが、急激な温暖化が進めば予防期間の延長を考えなければならないでしょう。
今年は気候がおかしく、11月に入っても暖かい日が続いています。
蚊といえば、フィラリアの感染が心配ですね・・・
毎年11月下旬から12月上旬までの投薬(予防)をお薦めしておりますが、今年のように気候がおかしいといつまで予防したら良いのかわからなくなっちゃいますね。
フィラリアの幼虫は蚊の体内でしばらく成長してから犬に感染する状態になります。蚊の体内でフィラリアの幼虫が成長するためにはある程度の気温が必要です。この性質を利用して、予防期間は何月何日から何月何日までかを推測する方法があります。平均気温のデータからフィラリアの感染期間を算出推定するというものでHDU(Heartworm Development heat Unit)と呼ばれています。日本糸状虫症研究会、犬フィラリア症予防普及会が紹介している方法です。1日の平均気温からHDUの値を算出して、これを毎日毎日積算していきます。HDUの総和が130に到達した日を感染開始日とします。
埼玉県のデータでは、過去5年間で最も遅い感染終了日が11月5日で、フィラリア症の予防期間はフィラリア感染開始の1ヶ月後から感染終了の1ヶ月後までとされていますから、予防の最終日は12月5日ということになります。
10年前の7年間(1992年~1998年)と近年の7年間(2002年~2008年)の全国の平均感染期間を比較したデーターがあり、それを見ていると日本のほとんどの地域で感染期間の延長が確認されています。東京では2.6日、横浜では1.1日、静岡では7.0日。那覇では42.4日もの延長が確認され、フィラリア予防期間は1年中となっているそうです。これは地球温暖化の
影響と思われ、今後は更なる延長が予想されます。
当院では今のところ上記の予防期間(5月~11月下旬ないし12月上旬)でよいと思いますが、急激な温暖化が進めば予防期間の延長を考えなければならないでしょう。


Pet Clinic アニホス川口は、埼玉県川口市戸塚安行駅交差点角のビルにある犬猫を中心に診療、治療をしている動物病院です。川口市(東川口、川口中央)、幡ヶ谷、新井宿、鳩ケ谷市、さいたま市(緑区、見沼区、浦和区、南区、浦和美園、南浦和)、草加市、越谷市、蕨市など多くの地域から患者様がご来院しています 。