第27回動物臨床医学会年次大会 Proceedings (2006・11・17.18.19)
パネルディスカッション 会陰ヘル ニアの修復法
●内固定法は必要か
研究者:阪口貴彦
第27回動物臨床医学会年次大会 Proceedings (2006・11・17.18.19)
特別セミナー アトピー性皮膚炎の 治療戦略
●イヌインターフェロン療法を実施し、ステロイド減量あるいは休薬が可能であった犬アトピー性皮膚炎の2症例
研究者:北原裕子、岡田かおり、橋本志津、山村穂積
第27回動物臨床医学会年次大会 Proceedings (2006・11・17.18.19)
症例検討
●趾端部に発生した扁平上皮癌の猫の1例
研究者:福永大督、北原裕子、碇屋美加子、阪口貴彦、山村穂積
第27回動物臨床医学会年次大会 Proceedings (2006・11・17.18.19)
症例検討
●心嚢水貯留を伴った犬のリンパ腫の1例
研究者:古川修治、鴨田精一、岩田 武、弓削田直子、山村穂積
第27回動物臨床医学会年次大会 Proceedings (2006・11・17.18.19)
スタッフセミナー
●子犬・子猫の管理に対する飼い主の意識調査とVTの 役割について
研究者:片山由香里、福永大督、阪口貴彦、山村穂積
第27回動物臨床医学会年次大会 Proceedings (2006・11・17.18.19)
スタッフセミナー
●動物病院における衛生管理と消毒法の有効性について
研究者:町田託麻、田辺 岳、橋本志津、山村穂積
第27回動物臨床医学会年次大会 Proceedings (2006・11・17.18.19)
スタッフセミナー
●犬の不妊手術に関する飼い主の意識調査とVTに必要 な知識について
研究者:松尾ゆう子、福永大督、岡田みどり、山村穂積
平成18年度日本獣医師会小動物学会(東京) Proceedings (2006・10・10)
●都内で飼育されている雌犬の卵巣・子宮全摘出術の実施 状況および乳腺腫瘍と嚢胞性子宮内膜過形成の併発状況について
研究者:橋本志津、山村穂積
【目的】
子宮蓄膿症や子宮水腫症が発生した雌犬では、偶発的に乳腺腫瘍を認める場合がある。本研究では、東京都内の動物病院で卵巣・子宮全摘出術を実施した成績から不妊手術の実施状況について考察した。また、乳腺腫瘍の臨床的病態を明らかにすることを目的として、同時期にエストロゲンおよびプロゲステロン作用の影響を受けた病態と考えられる乳腺腫瘍および嚢胞性子宮内膜過形成(子宮蓄膿症および子宮水腫症)の併発状況について調査した。
【調査方法】
- 2005年に卵巣・子宮全摘出術を実施した195症例の実施年齢および実施目的を調査した。
- 1999~2005年に乳腺腫瘍の摘出および病理組織学的検査を実施した362症例中、同時に子宮蓄膿症および子宮水腫症によって卵巣・子宮全摘出術を実施した69症例の年齢、臨床的ステージおよび病理組織学的診断名を調査した。
【結果】
- 卵巣・子宮全摘出を実施した195例は、実施年齢6ヶ月~15歳齢であり、実施目的別では、嚢胞性子宮内膜過形成(子宮蓄膿症あるいは子宮水腫症)38例、乳腺腫瘍摘出と同時17例、不妊139例、膣平滑筋腫1例であった。
- 乳腺腫瘍摘出時に嚢胞性子宮内膜過形成(子宮蓄膿症あるいは子宮水腫症)であった69例は、実施年齢4~15歳であり、ステージⅠが84.6%と最も多く、病理組織学的診断名は複数の乳腺腫瘍を持つ症例を含めてのべで76例中、混合腫瘍が54例、腺癌が18例、腺腫が4例であった。
【考察】
現在、若齢での不妊手術が及ぼす影響は乳腺腫瘍の予防になることが明らかとなっている。これに従い雌犬の卵巣・子宮全摘出術は2.5歳齢以下での実施を推奨している。しかし実際には他の病的理由づけによって実施する卵巣・子宮全摘出術の割合は約3割であり、若齢での不妊手術は必ずしも定着していないことが示唆された。
乳腺腫瘍および嚢胞性子宮内膜過形成(子宮蓄膿症および子宮水腫症)はともに、先行するエストロゲン作用の後にプロゲステロン作用の影響を受ける疾患である。実際、乳腺および子宮の2つの異なった臓器における病態を関連付けることは困難である。しかし、同時に存在する2疾患をもつ症例では、乳腺腫瘍の病態の臨床的悪性度は低く、自律増殖能力をもつ悪性度の高い腫瘍に比べ、その腫瘍の発生にホルモン依存度が高いことが示唆された。
第72回獣医麻酔外科学会 Proceedings (2006・6・24−25)
●内側鈎状突離断を生じた犬に骨片除去および尺骨骨切 り術をおこなった1例
研究者:原田高志、窪田 出、山村穂積、望月 学、山根義久
第44回日本大学獣医学会 Proceedings(2006・6・3)
特別講演
●「時代の変革と動物病院経営」
研究者:山村穂積