あなたのワンちゃんはナイス・バディー?

 春もまっ盛り。お散歩をしていると、フッ〜と吹いてくる春風がいろなにおいを運んできてくれて、犬ともども飼い主も鼻をくんくんさせながら、色とりどりの花々を眺めて季節の贈り物を楽しんでいます。そろそろ薄着の季節。人間は、冬に蓄えた脂肪をどうやって減らそうかと考え始める頃ですよね。だってもうすぐ水着の季節到来!
 ところであなたのワンちゃんのスタイルはどうですか?こたつであなたと一緒にぱくぱくとおいしい物を食べて太ったりしていませんか? ワンちゃんも人間同様、必要以上に体重が増加すると、足腰や心臓に負担がかったり、その他の内臓疾患を併発したりしかねません。そもそもワンちゃんの理想的な体型を知っていますか? まず、あばら骨が見えない程度、でも、さわるとあばら骨を感じる、そんな感じの肉付きが理想です。そして、横から見たときのおなかはあばら骨が終わるところくらいから、後ろ足にかけて斜め上のラインを描き、上から見たときはウエストが少しくびれた砂時計のような形が良いとされています。
 理想的な体型を維持するには、バランスのとれた食事と適度な運動が大切なのはいうまでもありませんよね。つまり、その子の体重、環境、運動、年齢等にそった栄養と必要摂取カロリーが重要なポイントになります。たいてい太ってしまった子は、カロリーが食事でオーバー気味なほかに。おやつをたくさん食べているようです。そういった子たちは、犬用のおやつを食事以外にたくさん食べているほかに、人間の食べ物もたくさんもらっています。特に室内犬は、家族と一緒なので家族の食事の時間ともなれば、誘惑のにおいにわくわくとしていることでしょう。そんな様子を見て、家族は何かをついついあげてしまいますよね。まあ、いつもあげるつもりがあるのならば、それはそれで悪いことではありません。問題はあげる食べ物の種類と、その量なのです。
 ワンちゃん達は、必ずしもおなかがすいているからほしがるわけではなく、人が食べている物は興味津々。自分も食べてみたいのです。ですから、それを少しでも自分にくれたということに満足します。(すごくおなかがすいている場合はまた別の話ですけど...)つまり、ほんの少し、たとえば小指の先くらいの大きさの物を何回かに分けてあげるとかでも十分のです。又油っぽい物や、塩辛い物、甘い物、いわゆるワンちゃんが食べてはいけない物は避けてあげてください。また、ワンちゃん用のジャーキーなども丸ごとあげるのではなく、少しづつちぎってあげるととかして、大きい固まりを一気に飲み込むように食べるよりも、少しづつ口に入る回数を増やしてあげた方が満足度が高いような気がします。その方が消化にもいいですし...
 ワンちゃん達は飼い主がくれれば、カロリーなんて気にするわけもないので、どんどん食べて肥満になってしまいます。飼い主であるあなたのちょっとした工夫で、愛犬を病気から守れるのです。 少し太り気味かなっとお心当たりのかた、もう一度ワンちゃんの食生活を見直してみて下さいね。

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