ワンちゃんの好きな甘い食べ物には危険がいっぱい!

 ワンちゃんたちが甘党なことはよく知られていますよね。あなたのワンちゃんはどうですか?特に室内で一緒に生活しているワンちゃんたちは、ついつい飼い主のあなたが甘いものを食べるときにそばにいて、一緒に食べていることが多いのでは?我が家でも、私の目の前にきちんと座りブリブリッコの目で見つめられると、ちょっとだけ、ちょっとだけと自分に言い聞かせながら、ついついあげてしまいます。でも、ワンちゃんにとって甘い食べ物は、誘惑が多い分危険もいっぱい!
 たとえば、チョコレート。これは甘いだけではなく、クリームやバターも入っていて高脂肪なので、肥満や下痢の原因にもなりやすい。それにテオブロビンという成分がくせ者!中毒症状を起こして死に至ることもあるので要注意! それから普通、甘い食べ物の中に入っている砂糖。これはワンちゃんの身体の代謝に必要な、ビタミンやミネラルの吸収を悪くしたり、糖尿病などの病気の原因にもなります。
 それに引き替え、はちみつは 優れものです。でも、水飴と混じったものではなく、純度100%のものに限ります。蜂蜜は非常に栄養価が高く、またエネルギーの代謝もゆっくりなので、心臓にかかる負担を少なくします。それに一部のバクテリアの働きを止める働きもあります。夏ばてをしたときなどは、ぬるいお湯に蜂蜜を少し(犬の大きさによる)溶かして、飲む
と栄養が補充できます。
 チョコレート以外の甘い食べ物は、たまに少し食べたからといって、すぐに健康を害することはないので「砂糖はだめだから絶対あげない!」とまで神経質になる必要もないでしょう。ただ、ワンちゃんが人間の甘い食べ物を食する頻度は、あなたが甘い食べ物を食する頻度に比例していることを忘れないでね。つまり、飼い主であるあなたも甘い食べ物のとりすぎには注意! 肥満だけではなく、ワンちゃん同様、やっぱり病気になる可能性大ですよ。

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