超音波検査

超音波診断装置

アニホスではVividE9(GE Healthcare社製)、Xario(東芝メディカルシステムズ社製)およびViamo(東芝メディカルシステムズ社製)の超音波診断装置を使用しております。

超音波検査とは、超音波ビームが臓器などの対象物に当たり、反射することで戻ってきたビームを画像化し、臓器の内部の状態を確認する検査です。
この検査では、心臓、肝臓、胆嚢、腎臓、副腎、膀胱、膵臓、前立腺、子宮、卵巣、胃、腸などの臓器の構造をはじめとし、腫瘍、結石症の早期発見や胸水、腹水など様々な病気を見つけることができます。
使用する超音波は非常に弱いため、生体への影響はほとんどありません。
VividE9(GE Healthcare社製)
動脈管開存症(PDA)
モザイク状に見えているもの(矢印)が大動脈から肺動脈に短絡している 血流です。 大動脈から肺動脈に短絡している血流速を測定しています。
慢性房室弁疾患(僧帽弁閉鎖不全症)(PDA)
高齢犬の健康診断にて心雑音を聴取し超音波検査にて僧帽弁閉鎖不全症と診断しました。モザイク状に見えているもの(矢印)が左心房への逆流を示しています。
消化管内異物 胆管閉塞
数日前から頻回の嘔吐を示しており、超音波検査にて腸管に詰まった異物を確認した。手術にて摘出しペットボトルのキャップでした。 数日前から嘔吐、食欲不振を主訴に来院し、黄疸(粘膜が黄色)が認められました。超音波検査にて総胆管(胆嚢から十二指腸までの胆汁の通り道)の拡張、閉塞物が認められました。手術にて胆嚢摘出と総胆管開通を実施しました。
肝臓腫瘤(肝臓癌)
肝臓全域に腫瘍が浸潤している。 腹水貯留を認めた。