サンダービート
[サンダービート]とは、出血を防ぐための血管封止や組織の切開、剥離を行う外科用エネルギーデバイスで、内視鏡下手術や開腹手術で使用されます。 従来の外科用デバイスに用いられる超音波メスと電気メスを融合させた先端医療機器です。 ①血管を封止する②組織を剥離する③組織を把持する④切開する⑤出血時に止血するといった基本動作を全て高い性能で行うことが可能です。


安全かつ確実に止血、切開、剥離が可能
外科手術では組織を切離するときに出血を防ぐことが重要になってきます。
現在多く使われているデバイスには高周波の電流を使う電気メスと、超音波による振動を使う超音波メスの2種類があります。それぞれに利点が異なり、手術のタイプや場面によって使い分けられています。
電気メスの利点は血管の封止能力が高い事ですが、切断まで一度には行えず血管封止と切断の2つの操作が必要になります。一方、超音波メスは血管を封止ししながら切離することができるのが利点です。ただし、その封止能力は高周波電波エネルギーデバイスほどではありません。サンダービートはこの2つを同時に出力することができるため、1つの操作でより確実に血管の封止と切離が行えます。
現在多く使われているデバイスには高周波の電流を使う電気メスと、超音波による振動を使う超音波メスの2種類があります。それぞれに利点が異なり、手術のタイプや場面によって使い分けられています。
電気メスの利点は血管の封止能力が高い事ですが、切断まで一度には行えず血管封止と切断の2つの操作が必要になります。一方、超音波メスは血管を封止ししながら切離することができるのが利点です。ただし、その封止能力は高周波電波エネルギーデバイスほどではありません。サンダービートはこの2つを同時に出力することができるため、1つの操作でより確実に血管の封止と切離が行えます。
縫合糸を用いずに血管を結紮、切断可能
多くの手術では血管を糸で結紮し、切断するという繰り返しの動作が必要になります。
結紮が多くなればなるほど、手術時間が長くなります。また、縫合糸に対するアレルギー反応が原因の縫合糸反応性肉芽腫が問題となることがあります。
サンダービートは縫合糸を使用することなく、血管の封入及び切断を瞬時に行う事ができるため、手術時間を大幅に短縮することができ、体内に残る縫合糸を減らすことができます。
結紮が多くなればなるほど、手術時間が長くなります。また、縫合糸に対するアレルギー反応が原因の縫合糸反応性肉芽腫が問題となることがあります。
サンダービートは縫合糸を使用することなく、血管の封入及び切断を瞬時に行う事ができるため、手術時間を大幅に短縮することができ、体内に残る縫合糸を減らすことができます。
低侵襲外科への応用
腹腔鏡手術・開腹手術に関わらず止血をしながら剥離を進めることができるため視野の確保や正確な剥離をするべき層の決定ができることで手術の短縮や安全性に寄与します。
アニホスで力を入れている低侵襲外科とはとても相性の良い機材であり、近年獣医療でも広がりつつある腹腔鏡下胆嚢摘出術や腹腔鏡下副腎摘出術などにも応用が利かせられるためこのような先端医療機器を用いて適応を拡大し、よりわんちゃんねこちゃんに負担の少ない治療を提供いたします。
アニホスで力を入れている低侵襲外科とはとても相性の良い機材であり、近年獣医療でも広がりつつある腹腔鏡下胆嚢摘出術や腹腔鏡下副腎摘出術などにも応用が利かせられるためこのような先端医療機器を用いて適応を拡大し、よりわんちゃんねこちゃんに負担の少ない治療を提供いたします。

お腹に設置した孔よりサンダービートをお腹の中に挿入して手術をしています。写真は腹腔鏡下手術の外観です。