半導体レーザー

レーザー治療

アニホスでは、新世代半導体レーザーを導入しております。
レーザー治療器DVL20(飛鳥メディカル社製)
レーザー光を体に当てると、そのエネルギーレベルに応じて、加温、蛋白変性、凝固、炭化、蒸散といった多彩な組織反応がおきます。これらを利用して、従来よりも出血・疼痛・感染の少ない外科処置が行えるようになりました。

また、レーザーを用いると、無麻酔*での疼痛緩和・炎症抑制、体表小腫瘍の蒸散、運動障害や腫瘍に対する温熱療法なども行えるため、高齢などで全身麻酔が困難な動物の治療や根治療法が難しい病気の緩和療法へ治療の幅が広がりました。

*病気の場所や程度、動物の性格等により局所麻酔や鎮静などが必要になる場合があります。
腰部痛・神経性の後肢運動障害に対する温熱療法 口内炎の疼痛緩和・炎症抑制治療
さらに、全身麻酔下になりますが、椎間板ヘルニアを減圧したり(レーザー椎間板減圧術:PLDD)、腫瘍を凝固させて縮小・脱落させたりといった新たな治療も可能となりました。
レーザー椎間板減圧術(PLDD)
椎間板髄核をレーザーで変性させ、脊髄への圧迫を減圧し、疼痛や運動障害の緩和を図る。 手術中レントゲン検査所見