Back To Basics

 2004年の幕開けです!2000年がつい先日のようなきがしていましたが、もうこんなに年月が流れているのですね!ゆっくりと時間を降り返る余裕も無くバタバタと時を過ごし、多くの瞬間与えてくれる時間になんだか申し分けないような気分にさえなります。

 そこで、今年は「「Back To Basics(基に戻る)」を目標に、本当に自分にとって必要なものは何なのかを見なおし、それを軸にその周りにある肉付けを把握することで、自分のエネルギー配分を理解し、さらなるパワーアップを目指したい!そして何をするにもまず大切なのが「健康」です。健康を左右する要素は様々ですが、そのBASICSとは何かを食を焦点をあて考えてみました。

 健康を維持する最も簡単な法則は「疲れたら休む」「食べすぎたら食べないで消化器官を休ませる」などのような単純なものです。しかし実際に私達は、疲れたらビタミンCをとろうとか、食べすぎたら消化剤を飲もうとか何かを「加える」ことを考えます。しかし、最初にしなければならないのは、そのBASICSがある生活基盤、あるいは食生活が自分にとって適している状態なのかを見なおし、今必要の無いものを取り除き、必要なものを再確認することではないでしょうか?これは医学で言う実践的な対処療法と理想的な根治療法のようなもので、実生活の中で後者の実現が難しいのは事実です。ただし、自分にとってのBASICSが何かを把握していれば、少なくとも「降り返る」余裕が生まれ、「戻る場所」に気がつくことができます。そして、全く分からない状態よりは現状をコントロールすることが出来ます。加えれば見えにくくなるものが取り除いていくことことで視野がひろがり、真に必要な自分のBASICSが見えてくるような気がします。

 そのためには、自分の身体が必要としている食べ物の種類、調理法、量などをしっていること、つまり「体質に適した食パターン」を探すのも「Back To Basics」の一つの方法です。このことはもちろん愛犬についても同様です。ただし、愛犬の場合、それらの発見や把握は飼い主の役割です。日常の「観察」から食事のパターンや種類、食べる量、糞便の様子や体調、行動の変化などを記録するノートを作ると体質探しの情報源となります。毎日つける必要はありませんが、変化を感じたときに記録しておくだけでも体調を崩したときなどのBASICS探しに大変役立ちます。

 犬でも体調が悪く、体内のバランスが異常をきたしている時には、まず体内調整を行うために身体を十分に休めたいものです。そんな時、飼い主は食欲が無いのを不安に重い、ついつい栄養のありそうな食べ物を次から次へと与えたくなります。この発想は壊れた機械に油を注ぐようなもの。本体が壊れているのにいくいら上等な油を注いでも仕方ありません。ます、本体である身体を調整する必要があります。そのためには現在体内に残っているエネルギーを食事の消化のためではなく、体内調整に利用させる必要があるのです。ですから、まず十分に静かで適温の環境で十分に身体を休ませ、体内調整の時間を作ってあげましょう。調整が整えば自然と食欲も出てきます。そして、エネルギー源となる食材からスタートし、徐々に栄養をくわえていくのがBASICSからの再スタートする方法です。

 身の回りには多くの情報や物があふれかえる現代社会。増やしたい気持ちはやまやまですが、今年はちょっと「引き算」な生活で、真に必要なBASICSをみつけてみませんか?

 本年もどうぞよろしくお願い致します!!

一覧ページへ戻る