年次大会 Proceedings 1999年

平成11年度獣医皮膚科学会  Proceedings

●真皮にリンパ球浸潤のみられた猫の1症例
研究者:橋本志津 三枝早苗 山村穂積(北川動物病院・東京都)

 全身に掻痒感を伴う丘疹の認められた老猫に対し、皮膚捺印標本作成および皮膚病理組織学的検査を実施した。皮膚捺印標本では小リンパ球が優位に認められ、皮膚病理組織学的検査では①アレルギー性皮膚炎+リンパ腫、もしくは②リンパ腫様丘疹症(Lymphomatoidpapulosis)の2つの可能性が示唆された。皮膚病理組織学的検査のみでは診断は困難であり、免疫組織学的診断が望まれた。


平成11年度 日本小動物獣医学会年次大会(静岡)  Proceedings

一般講演
●心膜型中皮腫の犬の一例
研究者:弓削田直子、橋本志津、古川修治、三枝早苗、 若尾義人 、山村穂積

 犬の心臓原発の心膜型中皮腫はまれである。ヨークシャーテリア、雄、12歳齢、で血様心嚢水の貯留が見られ、治療開始と心膜型中皮腫の診断が得られ、その後400日の生存期間であったことから良好な生命の質が得られた。

研究報告
●猫歯肉口内炎の病態、特に臨床病理学的所見
研究者:藤田桂一 田村一朗 岡村優 花田幸子 三ツ村麻美 高柳博之 山村穂積 酒井健夫

 猫の歯肉口内炎は、疼痛を伴う歯肉および口腔粘膜に生じる難治性の慢性炎症疾患である。本症の原因、病態および効果的治療法などの臨床疫学的背景については不明な点が多い。そこで猫歯肉口内炎の病態に関して臨床病理学的検討を行った。

●犬の僧帽弁逆流におけるLA/AO比と血漿ANP値の関連性
研究者:鯉江 洋、山谷吉樹、亘 敏広、坂井 学、橋本志津、浅野和之、竹内 啓

 心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)は主に心房が伸展することにより分泌されるペプチドホルモンであり、強力なナトリウム利尿作用および血管拡張作用を有する。今回僧帽弁逆流(MR)に認められた犬の血中ANP値を測定すると同時に心エコー図法にて左心房径と大動脈径うぃ計測しそれらの関連性を検討した。

ビデオセッション
●本院でみられた比較的まれな心エコー図5例
研究者:鯉江 洋、山谷吉樹、亘 敏広、坂井 学、橋本志津、浅野和之、竹内 啓

 日本大学動物病院に来院し心エコー図検査を行った症例をビデをで検討した。右室二腔症(DCRV)、冠動脈ロウ、三心房心、血管肉腫、三尖弁形成不全の5症例を検討した。

シンポジウム
●獣医療の質の向上を目指してー経営面からのアプローチ
研究者:山村穂積


第20回 動物臨床医学会年次大会  Proceedings

●犬猫における子宮疾患の2症例
研究者:高柳博之 藤田桂一 田村一郎 岡村優 花田幸子 三ツ村麻美 河野和一郎 柴崎裕也 土屋彰彦 永田瑞穂 戸野倉雅美 山村穂積 酒井健夫

 胸腹部圧痛を主訴に来院した12歳齢、雌のポメラニアンに子宮捻転を認めた1症例と、避妊手術で来院した雑種猫に腹腔内遊離物を認めた1症例に遭遇した。

●猫歯肉口内炎における全顎抜歯後の長期臨床評価 
研究者:藤田桂一 田村一朗 岡村優 花田幸子 三ツ村麻美 高柳博之 河野和一郎 土屋彰彦 柴崎裕也 永田瑞穂 戸野倉雅美 藤田理恵子 山村穂積 酒井健夫

 家庭内飼育の歯肉口内炎猫3例について、全額抜歯治療後約1年、3年、5年に下顎骨をX線観察したところ、著明な萎縮は認められず、採食行動に影響はみられなかった。

●播種性に全身症状が認められた猫クリプトコッカス感染症の1例
研究者:水野雅夫 植田幹也 三枝早 苗 山村穂積

 左頬部皮膚の湿疹を主訴とする雑種猫が来院した。湿疹は経時的に全身へ播種性に広がり、それと共に眼症状および中枢神経症状も呈した。患部の細胞診と抗原検査からクリプトコッカス感染症と診断し、イトラコナゾールおよびフルコナゾールにより治療を行った。その結果、視力障害が残ったものの、症状の改善が認められた。

●犬のTricophyton mentagrophytes感染症の1例
研究者:石部孝宏 三枝早苗  中村遊香  山村穂積

 強い掻痒感を示し、顔面、四肢、体幹側面皮膚に紅班、脱毛、鱗屑およびか皮野形成を認めたダルメシアン(雌、年齢不明)にTricophyton mentagrophytesの感染が認められた。治療としてイトラコナゾールの経口投与を行い、3ヶ月後に皮膚病変は十分な改善が認められた。現在、テルビナフィンに変更し、継続治療を行っている。

●犬におけるセルトリ細胞腫の肝臓転移症例 
研究者:花田幸子 藤田桂一 田村一朗 岡村優 三ツ村麻美 高柳博之 河野和一郎 土屋彰彦 柴崎裕也 永田瑞穂 戸野倉雅美 山村穂積 酒井健夫

 12歳齢野シーズーに停留睾丸を認め、摘出したところセルトリ細胞腫と診断された。その後、肺および肝臓へセルトリ細胞腫が転移し死亡した。

●犬野僧帽弁逆流におけるLA/AO比と血中ANP値野関係
研究者:鯉江洋 山谷吉樹 亘敏広 坂井学  橋本志津 浅野和之  竹内啓

 僧帽弁逆流(MR)が認められた犬に対して血中心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)と心エコー図法を用いて左心房径および大動脈径を計測したところ臨床症状を含めた両者間に関連性が認められた。


第6回 日本動物看護学会  Proceedings

●犬の飼育環境調査ー1「長寿犬の生活と食餌」
研究者:奈良なぎさ 山村穂積

 北川動物病院に来院虫の15歳以上の犬を非選択的に選出し、飼育環境ならびにフードについて調査を行ったところ、疾病との相関を示唆するものではなかったが非常に興味深い調査結果が出た。


第71回日本獣医循環器学会(京都)平成11年10月 Proceedings

●大動脈−肺動脈中隔欠損症が疑われたイヌの一症例 
研究者:村山大介 藤井洋子 栗津孝子 山根 剛 弓削田直子 石橋 徹 中間亮司 窪田ゆかり 陰山敏昭 武藤 眞 鈴木立雄 渡辺俊文 若尾義人


日本臨床獣医学フォーラム(東京)1999年年次大会 Proceedings vol.1

●犬におけるセルトリー細胞腫の肝臓転移症例
研究者:花田幸子 藤田桂一 田村一郎 岡村優 三ツ村麻美 高柳博之 河野和一郎 土屋彰彦 柴崎祐也 永田瑞穂 戸野倉雅美 山村穂積 酒井健夫


平成11年度 第37回日本大学獣医学会(愛媛)Proceedings

●イヌパルボウイルス感染症の疫学とその臨床応用
研究者:橋本志津 古川修治 三枝早苗 山村穂積 酒井健夫  竹内啓


平成11年度 日本小動物獣医師会年次大会(東京)Proceedings

●犬猫における子宮疾患の2症例
研究者:高柳博之 藤田桂一 田村一郎 岡村優 花田幸子 三ツ村麻美 河野和一郎 柴崎祐也 土屋彰彦 永田瑞穂 山村穂積 酒井健夫