訓練されたラブラドールは大腸癌(がん)を嗅ぎ出す


イヌはヒトよりも嗅覚がはるかに優れ、地震で埋まった犠牲者を嗅ぎ出し、隠された爆弾や薬物を探し出せるが、大腸(結腸直腸)癌(がん)も検出できること が、九州大学(福岡市)大学院消化器総合外科の園田英人氏らによって明らかにされた。マリーンという名の特殊訓練を受けた8歳の雌のラブラドールレトリ バーは最大98%の精度で患者の大腸癌を検出できるという。

[2011年1月31日/HealthDayNews]



セント・シュガーがん探知犬育成センター(千葉県南房総市)の卒業生であるマリーンは当初、水難救助の訓練を受け、大腸癌研究に加わる前にすでに、患者の 呼気検体で12種類の癌を検出できた。大腸癌患者40例、健常者320例から便および呼気の検体を採取し、その結果、呼気の試験では36回中33回、便の 試験では38回中37回で癌の検体と癌でない検体を識別でき、大腸内視鏡検査との比較でイヌによる呼気検体の評価の精度は95%、便検体の評価では98% であったとしている。



 犬と人間は太古の時代から長い付き合いをしていて、人が犬の生活の面倒を見ている。そして犬が人の補助をして助けることが どんどん増えてきている。未来には病院内の検査センター内や健康診断の時に犬がいて、がんの早期発見に一役かっていることになるのでしょう。動物病院の待 合フロアーにもこのような犬がうろうろしていて、獣医師より早くがんを見つけるようになるのかな?犬は未知の病気も発見してくれるようになり、病院には欠 かせない存在となるのかもしれませんね。そしてガンが治ったことも教えてくれるわけですね。


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