「犬猫のマイクロチップ義務付け」

多くの飼い主様がすでにご存知かと思いますが、6月12日に犬や猫に飼い主様の情報を記録されている「マイクロチップ」の装着がをすることが、参議院会議で全会一致で可決、成立しました。

この法律改正により、犬猫の販売業者はマイクロチップの装着と所有者情報(販売者情報)を環境相へ登録を義務つけされます。

そして登録された犬猫を家族に迎えた飼い主様は情報変更することも合わせて義務化されています。

すでに各家庭にて飼育されている犬猫に関しては、装着の努力義務があります。

 

なぜ「マイクロチップ」を装着する必要があるのか?

今回はマイクロチップの装着に関してメリット、デメリットをご紹介致します。

<マイクロチップ装着のメリット>

*一度身体に装着すれば半永久的に情報の読み取りが可能

*突然の自然災害等で迷子になってしまった場合に飼い主様を見つける大きな手がかりとなる

*ペットが捨てられることを防ぐ(多頭飼育放棄や虐待等を含む)

<マイクロチップ装着のデメリット>

*注射器にて挿入するため装着時痛みがある(一瞬です☆)

*MRI撮影をする場合、マイクロチップ装着部付近の画像に乱れが生じる、またMRIの磁気により読み取りできなくなる可能性がある

 

近年、東日本大地震や熊本地震そして平成30年豪雨などの自然災害が突如として日本を襲いました。

多くの方が鑑札や狂犬病予防注射済票を首輪につけていると思いますがご自宅でもしっかりと着用していますでしょうか?

ましてや猫ちゃんの身体に飼い主様の情報が分かる印はついていますでしょうか?

マイクロチップには飼い主様情報(氏名、住所、電話番号、メールアドレス等)だけでなく動物情報(名前、生年月、性別、動物種、種類、毛色等)も記録することが出来ます。

その情報はマイクロチップリーダーという読取器を身体にかざすだけで読み取ることが出来ます。

読取器は全国の動物愛護センター、保健所、動物病院にあり、登録情報により迷子になってしまったペットと再会できる可能性は高くなります。

「注射器を刺すのはかわいそう」と思われる方も多くいらっしゃると思いますが、過度な痛みはなく犬猫を含む哺乳類やカメなどの昆虫類、カエルなどの両生類にも打つことが出来ます。

今一度、マイクロチップの装着の必要性を各ご家庭で話し合ってみてはいかがでしょうか?

分からないことや不安なことがありましたら、アニホス獣医師に一度ご相談ください!!

 

塚本

 

 

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