熱中症

こんにちは。
最近暖かくなりましたね。
関東でも梅雨入りしてこれからさらにじめじめしてきますね。
高温多湿の状況で増えてくるのが、熱中症です。
特に短頭腫(ブルドック、パグ、チワワなど)、肥満、気管虚脱などの上気道疾患を持っている子は、熱の放散が苦手なため、熱中症になりやすくなります。
初期であれば、パンティング、よだれが増える、元気がなくなるなどの症状が表れます。
普段よりこれらの症状が増えるようであれば要注意ですので、はやめに受診しましょう。
病院に来られない場合の応急処置としては、エアコンの温度調節、水で体を濡らしてから扇風機をかける、太い血管(首、脇、内股など)をタオルにくるんだ保冷剤で冷やすなどがあります。
高体温が続いてしまうと、脳障害、痙攣、多臓器不全などをおこして死亡する可能性がありますので怖いですね。
お部屋の温度管理、過度な運動を避ける、運動後の休息などをして予防していきましょう。

獣医師 呉竹

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