おおきなお友達は・・・

写真のおおきなわんちゃん、種類はご存じですか?

グレート・デーン!!
超大型犬の一種です。とても賢く、おおきな見た目とは違って優しくて甘えん坊な子たちでした。
実は姉妹の2匹ですが、左の子がアニホスの夜間救急にて一命を取り留めることができたのです。
今日はお姉ちゃんは手術後の抜糸と、妹ちゃんは健康診断にいらしてくれました。グレートデン専用のお洋服(ヒトが着れそう!)に私は興奮してしまい、記念にぱちりと頂きました☆
よくなって本当によかったね!

みなさんは胃拡張・胃捻転症候群という病気をご存じですか?

大型犬に多いイメージ、食後に運動すると起こりやすいイメージがあると思います。

もうひとつ大切なのは
『高齢の大型犬に多い!』というイメージを持って頂きたいです。
歳をとって、胃腸運動機能が低下してくると、胃の中で食物がたまりやすくガスがたまり、胃拡張を起こしやすくなります。
それが捻転してしまうとさらに胃が拡張し、周りの臓器を圧迫してしまい、臓器の壊死や虚血、不整脈を誘発して死に至る可能性が高い危険な状態になってしまいます。

捻転しているとどんな症状か??

・吐きたくても吐けない
・おなかが著しく張ってくる(グレートデンやセッターさんなど、胸のかなり深い犬は張っていても気付きにくい場合もあります)
・常にゲップをしている

やはり、吐く仕草を何回も行うのに、全然吐けないというのが一番の特徴かもしれません。

そんな時はまずはご相談のお電話を!!!
胃ガスを抜いたり、場合によっては緊急手術になることも。。。。

夜間でも上記のような症状は緊急の場合がありますので、お電話をください。
最後になりましたが、大型犬さんに多い病気ですが、近年ミニチュアダックスさんもなりやすい報告があり、実際にアニホスでもダックスさんの胃捻転の手術を行った場合もあります。

ご飯を食べたあとに吐くしぐさが続いたら要注意です!

獣医師 鈴木裕子


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