世界獣医皮膚科会議に参加して

 今回、私は去る5月31日から6月3日にわたって開催された第8回世界獣医皮膚科会議に参加するために、フランスのボルドーへ行ってきました。
 フランスまでは成田空港から約12時間、日本との時差は7時間。この時期、フランスはサマータイムで22時くらいまで太陽が出ていて、時差ボケだけでなく、日照時間の長さにもなかなか慣れませんでした。
 フランスのボルドーは、世界最大のワイン生産地で有名です。毎日どのワインを飲もうかと悩んでしまうくらい種類が豊富でした。しかしながら、ボルドーはワインだけでなく、18世紀に建てられた建造物などユネスコ世界遺産が多数存在し、観光にも魅力的な街でした。
 また、フランス人は動物が好きで、アパートなどの集合住宅における動物の飼育は禁止されていません。そのせいか、街では多くのワンコさんを見かけました。ペットと一緒に入れるお店も多く、なんと、電車にもリードをしたワンコさんが一緒に乗っていたりしました。
 さて、一番重要な皮膚科会議の内容ですが、まる4日間、とても充実した講義が盛りだくさんでした。なかでも、参加者がみんな注目していたのは、日本でも最近発売されたアレルギー性皮膚炎の治療薬についての報告でした。この薬はアレルギー性皮膚炎の痒みに悩んでいるわんこさんにとってはとても魅力的な薬だと思います。
 関東地方でも梅雨が開け、日々、暑くなってきてアレルギーの痒みに悩むわんこさんも大勢来院されていますが、この悩みから開放される日はそう遠くないかもしれません。
獣医師 北原裕子

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